社内にキャリアの話をできる人がいないと感じている理由

昨今「キャリアについて考えたほうがいい」そう言われることは増えてきました。一方で、実際にその話を“安心して”できる相手が社内にいるかと聞かれると、言葉に詰まってしまう人も少なくありません。

今回は、入社2年目という比較的早い段階でキャリアに対する違和感を抱きながらも、社内でその話をしきれなかったという若手社員の方に、当時の心境や背景を聞きました。

プロフィール

矢内さん
幼少期よりラグビーに取り組み、大学時代はラグビー強豪校である立命館大学に進学。同年代にはプロ選手として活躍する選手も多く、高い競技レベルの環境に身を置きながら文武両道の学生生活を送る。

2024年新卒で広告関係の会社に入社。主に業務改善の支援やマーケティング支援を担当。

— 早速ですが矢内さんは入社して、どれくらいのタイミングでキャリアを意識し始めたんですか?

入社して半年くらいですね。特別な出来事があったというより、学生時代の友人と仕事の話をしたときに、「自分はこのままでいいのかな?」っていう、漠然とした不安が出てきました。

— かなり早い段階ですよね。

そうですね。
友人の仕事内容を聞いたり、ネットでいわゆる“成功している人”を見ると、どうしても比べてしまって。うらやましいな、という気持ちは正直強かったと思います。

— その頃、何か不満があったんですか?

不満というほどではなかったです。仕事自体が嫌だったわけでもないですし。
ただ、ずっとモヤっとした感じはありましたね。言葉にできない違和感、みたいな感じですかね。

— 社内でキャリアの話ができる環境はありましたか?

全くできないわけではなかったです。
ただ、「いつでも」「何でも」話せる環境だったかというと、そうではなかったかなと思います。

— 具体的に何が一番話しづらかったんですか?

そもそも、何を話せばいいか分からなかった、というのが大きいです。
それに、社内だけじゃなくて、社外も含めたキャリアの築き方となると、余計に話しづらかったですね。

— その状態で、仕事はどうしていましたか?

目の前の業務は、特に問題なくこなしていました。
仕事がつまらないわけでもなかったですし、不満があったわけでもありません。

— 今振り返ってみて、「これが解決していればよかった」というものはありますか?

正直に言うと、「何かを解決したかった」というより、ただ整理されていなかっただけだったのかな、と思います(笑)。

— 当時、本当は矢内さんにとって何が必要だったと思いますか?

アドバイスや答えというより、ただ話を聞いてもらえる場だった気がします。
社内外問わず、今後のキャリアの築き方を話せる時間ですね。
できれば直属の上司よりも、他部署で転職経験がある人とか、社外の人とか。少し距離のある人の方が話しやすかったと思います。

— 最後に、今同じように悩んでいる人へ矢内さんからアドバイスはありますか?

どうしても人と比べてしまいますし、隣の芝生が青く見えることもあると思います。
自分も、どうしようもなくキャリアが不安な時期がありました。社内の人には相談しづらい、そんなときは、学生時代の先輩や友人、家族でもいいので、とにかく誰かに話してみることが大事だと思います。